大きな変革の時を迎える製造業とエネルギー業界で、Progressive Recruitmentにできること

2021年10月に日本でのビジネスを正式に立ち上げたProgressive Recruitment。STEM領域(科学、テクノロジー、エンジニアリング、数学)に特化した人材紹介会社であるSThreeグループの一員として、エネルギーおよび自動車業界を中心とする製造業において、専門性の高い採用および転職のサポートを提供いたします。
今回Progressive Recruitmentのディレクターである野﨑 裕司に、Progressive Recruitmentについて、また変わりゆく製造業や大きな可能性を秘めた再生可能エネルギー業界で人材紹介を通じて当社にできることについて語ってもらいました。
2021年10月に立ち上げとなったProgressive Recruitmentはどのようなブランドですか?
Progressive Recruitmentは、エネルギー&エンジニアリング領域において世界で30年以上の経験を持つ人材紹介のスペシャリストです。現在世界10カ国以上でビジネスを展開しています。 Progressive Recruitmentの親組織となるSThreeは10以上のスペシャリストブランドを持っていますが、その中でもトップレベルの業績を誇るブランドです。
日本では、エネルギー(特に再生可能エネルギー)や自動車、機械、ロボット工学、電子、電機を中心とした製造業領域を中心にサービスを展開する予定です。当領域において採用をお考えの企業様の戦略的なリクルーティングパートナーとして、また、転職やキャリアアップをお考えの求職者様のキャリアコンサルタントとして、未来ある企業と才能ある候補者を繋ぐためのお手伝いをいたします。
日本ではすでにリアルライフサイエンス(製薬、バイオテクノロジー&医療機器分野の人材紹介)、Computer Futures(IT&テクノロジー分野の人材紹介)、Huxley(財務、会計&法務を中心としたプロフェッショナルサービスの人材紹介)の3つのブランドを展開しており、STEMの中でも科学、テクノロジー、数学領域をカバーしていました。今回エンジニアリング領域に従事するProgressive Recruitmentを立ち上げたことで、STEM領域におけるすべての分野をカバーできるようになり、会社全体としても大きなマイルストーンとなっています。
エネルギー&エンジニアリング業界において注目している動きはありますか?
製造業は日本のものづくりを代表する伝統的な業界であると同時に、現在100年に一度の変革期を迎えていると言われています。その代表例が自動車業界ではないでしょうか。米国の電気自動車メーカーであるTeslaが提供しているOTA技術(オーバー・ジ・エアと呼ばれる車載コンピューターの遠隔アップデート)が今後普及していけば、今後、車はスマートフォンのように、買った後もアップデートにより性能を上げていくことが当たり前となっていきます。そうなると、かつて車に求められた価値は重要なものではなくなり、新たな価値が備わることになるでしょう。
一方で、自動車産業はこれまで、完成車メーカーが車の開発、製造から販売網の構築までを一貫して手掛けてきました。しかし、世界最大の電子機器製造受託サービス(EMS)企業である台湾・鴻海精密工業をはじめ、電気自動車(EV)向けプラットフォームを供給する巨大企業の出現に伴い、完成車メーカーは「企画・開発」と「製造」を分離する、すなわち既存のプロセスの解体を迫られる可能性が出てきました。このような時代の変化にどのように対応し、新しい価値を生み出し続けることができるのか、これがまさに自動車産業の命運を分けると言っても過言ではないと考えています。
大きな市場であり、競合他社も多い中、Progressive Recruitmentの強みとは何ですか?
自動車業界では、サイバーセキュリティや車両ビッグデータのデータ分析、画像認識・信号処理アルゴリズム開発などの人材ニーズが増えてきています。また、自動車業界以外の製造業界でも、データサイエンティストを中心とするエンジニア人材の採用ニーズも高まっています。メカ(機械系エンジニア)、エレ(電気系エンジニア)はもちろんのこと、日本ですでに大きな基盤を築いているITリクルートメントを切り口に、他の人材紹介会社でのご支援が難しいエンジニア人材をご紹介して参りたいと思っております。
エネルギー分野に関しては、Progressive Recruitmentは日本を含め世界10か国で展開しています。特に再生可能エネルギー領域においては欧米諸国の方が日本よりも成熟している側面もあり、そのような市場で人材紹介を通じて企業様の成長の後押しや求職者様のキャリアアップを実現させてきた実績やノウハウ、そしてネットワークは、日本でビジネスを展開する際にも大きな強みとなると考えています。
エネルギー&エンジニアリング業界において、特に注目している領域はありますか?
再生可能エネルギーには特に注目しています。SDGsが目指す、持続可能な社会の主力となるクリーンエネルギー業界ですね。太陽光発電、水力発電、風力発電、地熱発電、バイオマス発電はもちろんの事、波力発電やミドリムシ燃料など、まだ確立されていないエネルギー分野にも注目しております。
会社全体としても持続可能な社会の実現に向けた様々な取り組みを行っており、再生可能エネルギー領域での人材紹介の実績を築くことは大きな目標の一つでもあります。
今回新たなビジネスの立ち上げを率いるにあたって、どのようなチームを作っていきたいと考えていますか?
私自身、社会人として初めて入社した企業がメーカーだったこともあり、人材業界に身を置きながらも、ものづくりへの強い思いを持っています。エネルギー&エンジニアリング業界や製造業、自動車産業が大きな変革期を迎える中で、当業界に対する情熱を持ったメンバーと共に、お客様と一緒に成長できるチームを作っていきたいと思っております。
採用と転職のサポートを行うにあたり、大切にしていることを教えてください。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、転職というのは、結婚相手を見つける、家を買うなどと一緒で、人生における重要な決断の一つです。また、誰と働くかというのは仕事の満足度を決めるうえで大きな要素であり、採用する側にとっても大きな決断です。一つひとつの決断の背景には、人それぞれ、企業それぞれの大切なストーリーがあります。企業様の採用と候補者様の転職のサポートを行うにあたって、そのストーリーに携わるパートナーだという気持ちを忘れることなく取り組むことを大切にしています。
Progressive Recruitmentにご相談ください
Progressive Recruitmentのチームは、エネルギー&エンジニアリング業界の各領域における人材紹介で豊かな経験を持つコンサルタントを擁しています。各コンサルタントはそれぞれが専門とする業界に特化したサポートを提供しているため、業界特有の慣習や課題にも精通しており、皆様の要件やニーズを的確に、そして迅速に理解したうえでのお力添えをさせていだきます。
日本の市場を深く理解した国際色豊かなチームへのご相談がございましたら、ページ下部のフォームからお問い合わせいただくか、以下から最新の求人情報をご覧ください。
野﨑 裕司 / Yuji Nozaki
大学時代にSONY出身者が起業した会社で半年インターンを行った後、自動車業界大手のBoschの日本法人に入社。その後人材業界に転身し、日本とシンガポールにて10年以上人材ビジネスに携わる。10か国以上で全ての業界・職種・レベルの採用に携わると同時に、日系企業の海外進出、また外資系企業の日本進出における採用および組織作りのコンサルティングに従事。
2021年より、STEM領域に特化した人材紹介を行うSThree会社に加わり、IT分野に特化したComputer Futuresのエンタープライズ部門のディレクターを務めると同時に、新たなビジネスラインとなるProgressive Recruitmentの立ち上げを行う。
